はじめに

前回は買ってはいけないわけではありませんが、避けた方が無難なセラー（販売元）について述べました。次もいろいろ怪しいと思われるところに着目してお伝えできればと思います。

 

①商品画像

Amazonには商品画像は基本的に白抜き（背景なし）となっています。他のECサイト（メルカリ・楽天）等では当然のように文字や背景、スペックなど商品画像の１ページ目に書かれていることがほとんどですが、Amazonではこれは認められていません。あえていうなら、それ単体では分からない商品（スマホのケースや保護フィルム、浮き輪）の場合は人や小物と一緒に表示されている場合があります。商品登録時にほとんどは却下されますが、運よくこれを満たしていなくても掲載されている場合がありますが、わざとそういうやり方にチャレンジしているセラーもあります。

上記の商品はいわゆるマッサージガンと呼ばれるものですが、人物と一緒だったり、背景が写っていたりするので本来はＮＧです。なおマッサージガンという表現も後述しますが本来は使ってはいけません。こういうルールに基づいていない画像の商品やセラーも避けた方がいいでしょう。

 

②商品名

先ほどマッサージガンという表現について触れましたが、マッサージというのは医療行為に該当するため、本来は国家資格を持っていない人物がマッサージという行為・治療は行えません。そのため医療機器認定されていない振動マシンにはマッサージという言葉を使えない場合がほとんどです。ですので医療機器認証番号がないのに「マッサージガン」と銘打っているのは、本来薬事法（薬機法）違反となります。これを理解していないセラーも要注意です。ですので、医療機器認証されていないが、同等の機能をもつ場合の商品名は筋膜リリースガンやハンディガンとなることが多いです。これを無視するところも要注意です。

上記のモノはツッコミどころが多すぎる商品名です。マッサージガンという表現をそのまま用いており、また本来ありえない筋肉リリース、スポートなどのおかしな日本語が使われています。なお頭に「整体院長監修」とありますが、カタログのどこにもそういう人物はおらず、説明もありませんでした。また商品名だけならまだしも、カタログ内に堂々とマッサージガンと入れているのはAmazonから商品自体削除される可能性もあるので、うっかり購入するとその後の返品やアフターフォローが受けられなくなる場合があります。

 

③自作自演のQ＆Aコーナー

Amazonのカタログ後半には、気になった方がセラーや他の購入者に質問することができ、また回答することもできます。この際、ブランドの登録ができていないセラーは本来動画を掲載できませんが、回答時に動画を載せることができるため、あえて動画を載せるための質問を自作し、自社回答している場合があります。

ちょっと見えにくいですが、こちらの商品は質問が同じ日に集中しています。名前の欄を塗りつぶしていますが、変わったお名前の方が多いです。またこの販売元の別の商品にも全く同じ質問がされており、同じ回答者が答えていました。売りたい気持ちは分かりますが、やはり誠実でないといけないと思っております。

ネットで購入を検討する方は、急いでても、その商品についてじっくりと調べてから購入しましょう。気になる方は質問をするのをおススメします。真っ当なところはちゃんと返信してくれるはずです。もちろん基本的に返品は可能ですが、時間も無駄になりますし、悪質なところは返品の応じないところもあります。

 

弊社はそういうことは一切ありませんし、購入後のアフターフォローもしっかりと行っております。楽しく、安心してネットで購入できたらいいですね。