はじめに

　AmazonとBASE、メルカリSHOPで販売している私のストアですが、最近私の商品の販売セラー数が増えております。在庫が１点とか残りわずかとか、限りなく無在庫販売しているセラーが目立ちます。（ほぼ全部だと思いますけど）

　ちょっと調べましたが、Yahoo！ショッピングは無在庫転売自体を禁止しており、楽天は条件付きで容認のようですが、これはあくまで海外輸入品などの場合であり、売れてから販売者がAmazonなどで購入してそのまま購入者へと送ることはNGということです。

　つまり売れたら販売セラーがAmazonのサイトから一度購入してセラーの自宅へと送ってもらい、その後改めて配送手続きならOKということですね。そんなめんどくさくて時間がかかることはしないと思うので、おそらくそのまま手続きをするのでしょう。そこで以前述べた「Amazonの箱で届く可能性があります」と予め入れた注意書きが有効になるのでしょうね。どうせバレないでしょうし。

 

　でも試しに私がどこかのセラーから自分の商品を購入してみた際、私のサイトに注文が入ってお届け先が私の家ならそういうことなのでしょう。ただ、どういう経緯であれ、万一Amazonに自宅へと商品を配送するという手続きをしている＝（自社買い）と判定されると警告やアカウント停止を受ける恐れがあるので怖くてできません。転売屋さんと戯れるにしてもリスクが高すぎます。

 

転売屋の違法行為

せっかくなので無在庫転売の何がダメかといいますと、

①まずカタログの無断利用があります。私は自作したりデザイナーさんに依頼してカタログを作っており、その著作権は当然私にあります。明らかにAmazonのカタログをコピーしての無断利用は著作権法違反ですね。

②また私は立体パズルにはロゴ入りの表紙と説明書をつけております。このロゴは特許庁で商標として登録済です。一度でも購入されており、また実物を見ていれば普通は使ってはいけないと気づくと思うのです。これは商標法違反で重大な犯罪ですね。登録済みの一部画像も掲載します。

 

　ちなみに商標法違反が成立したときの刑罰は、基本的に10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金刑またはその併科となります。罰金が非常に高額に設定されており、商標権侵害の「準備行為」を行った場合には、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金刑あるいはその両方が適用されます。

　まあまだ私はそこまでブランドではありませんので、有名ブランドのような大きな損害を受けるわけではありませんが、「10円のガムくらいなら万引きしてもいいよね？」「ばれたら返せばいいよね？」と同じ理屈です。商品の名称やロゴはきちんとJ-platpatで検索して無断使用をしていないか確認しましょう。かっこいい商品名を思いついても商標が登録されていたら、そのプラットフォームから警告が来たり削除されますので。

③肖像権の侵害…これがかなり大きいです。私のカタログや動画は作製時に自分の家や子供をそのままモデルにしています。子供とはいえ個人なので、消して欲しいと言われたらすぐに消します。そういう約束です。

　海外のよくわからない子供やモデルよりも、私の子供が実際に楽しく商品で遊んでいる方が、購入者に伝わると思ったからこそそうしているのですが、販売を止めてもどこかで使われているとなると大問題です。私の子供はフリー素材ではありません。幸い現時点でトラブルはありませんが、やはり他社が勝手に使うことは容認できません。

 

まとめ

　ここで述べていても、こちらのブログはまだまだ広く読まれていないので、軽い気持ちで転売やどこかのスクールから学んでツールを使って出品している方がいることでしょう。もちろんいろいろ法に触れているという意識はないと思います。ですが、やはりダメなものはダメです。厳しいブランドからその時になって損害賠償請求されても文句を言えません。

　私は鬼ではないので、今のうちに少しずつメールでの問い合わせやプラットフォームへの違反報告、その他の手段で少しずつ転売屋（の私の商品の出品）を減らしていこうかと思います。こちらを読んだ方は、上記のことをよく考慮してECサイトでの販売をするようにして下さいね。

　いくつかいろんなパターンでそれぞれの転売屋の対応を期待したいと思います。書ける範囲でその後の展開もお伝えし、結果的に（無在庫）転売の抑止、各種違反行為の防止に繋がればいいですね。正義執行…ちょっとワクワクします。