最近自宅へといくつか輸入品が届いて、検品に追われています。

 

 

まずはこちらをご覧ください。

 

 

中国から日本へと輸入する場合、航空便と船便があるのですが、これは航空便の場合です。

実際の重さと容積重量の重い方でkgあたりの金額（元）が設定されており、それが国際送料となります。

 

たとえば20元/kgだった場合、50kgの荷物だと1,000元＝約20,000円くらいとなります。

 

これが高いのか安いのかというのは売る商品によっても変わりますが、小型で200個なら１個あたり100円ですので高くないと言えます。

 

もし大型で５個とかしか入らないなら１個あたり4,000円です。当然販売時にも送料がかかるので、原価が安くても実際の販売価格はかなり高くなりますし、そもそも回転率が悪いですよね。

 

これを解決するのは船便での大量輸送ですが、いろいろ難点がありますので、やはり基本は小型の物を輸入する方が望ましいです。

 

 

北海道だと、このように追加で250元かかるので、基本的にはサンプルは小型配送を使って、安く自宅へと配送してもらいましょう。

沖縄やその他離島の場合はサンプルでも150元かかるので要注意です。

 

私の利用している代行会社「誠」さんはこんな感じです。

 

たとえば6kgのサンプルを仕入るのにかかる国際送料は48（500g）+15×11（5,500g)=213(元）＝4,250円くらいになります。

小型配送の場合はほぼこれに近い数値となるので、小型軽量のアイテムはこちらで少量を手配し、不要なら捨てたりメルカリ等で格安で売るというのが一般的ですね。

 

 

今回、通常ルートでは仕入れできない商品があったので、それだけ小型の別便となりました。

 

12個で1.9kgとなり190元＝約3,800円で中国から北海道の自宅にまで届きました。

小型配送は中国からの配送の料金だけで北海道の自宅まで届くのでかなりお得です。

 

これは容積重量ではなく、実重量なので衣類やアクセサリーなどの軽いものを自宅へと郵送するのはかなり有効な手段といえます。

 

サンプルを仕入れる方は重量を見て、効果的に利用して販売につなげたいですね。

 

 

ただ沖縄や離島はさらに+150元なので約3,000円上乗せされます。商品代金よりも送料が本当にネックになります。

１回くらいならいいですが、何度もとなるとかなり大きくなるのでこのへんが難しいところです。

 

 

通常サイズの場合は、国際送料以外にもそこから税関を通る際に関税や消費税、申告手数料などがかかります。

大体20kgの荷物で5,000円前後ですね。

大量でなければ基本関税は０円、消費税と地方消費税で合計3,000円前後、通関業者による手数料1,500円というのが基本です。

 

 

ちなみにオルゴールシリーズの輸入では全て自社での検品と梱包をするのですが、今回着払いで上記手数料を4,500円払いました。

国際送料が777元＝15,500+4,500＝約20,000円です。

 

オルゴールシリーズは130個仕入れたので20,000/130＝1個あたり154円ですね。

20,000円と考えると高そうですが、このくらい仕入れるならまあ問題ないと思います。30個くらいだと考えモノですね。

 

 

仕入れ時に中国国内でかかるのが、仕入れにかかった商品の原価、代行会社への手数料、中国国内の配送料、箱代、袋代などですね。

 

日本でかかるのは、私の場合は梱包資材や小分けする袋などの小物、オルゴール用だと専用パーツ、梱包後にまとめて段ボールでAmazonの倉庫に送るヤマト便の送料、およびAmazonからの出荷する際の（FBA込みの）手数料などですね。

 

 

自社配送する場合はAmazonの利用手数料は取られますが、FBA手数料はかからないので、こちらの方が安い場合も多々あります。ネコポスやクリックポストの方が120～300円ほど安くなる場合もあるからです。

ただし、納品書印刷やラベルの印字、投函や持ち込みなどの手間があるので、一概に安いから得とは言えないですね。

 

こういった費用を計算してみると、やはり何を売るにしてもそれなりに利益を考慮して価格設定しないと、思った以上に儲からないことになりかねません。

 

こういう販売をやってみて商売の原則というのが実際によく分かりました。

大変勉強になります。

 

そのため、うっかりタイムセールなどに出すと、販売実績は増えても利益がないということがありますので、よくよく考えて値段設定を行いましょう。

 

 

もちろんSEO対策やレビュー対策のためにあえて安く売るというのはありだと思います。